作品紹介


※本展では干草を使用した作品を展示しております。アレルギーをお持ちの方はご注意いただきますようお願い申し上げます。

作品紹介


  • 《保存室(カナダ)》 古着で壁を埋める本作品は、最初にカナダで制作されました。《保存室(カナダ)》というタイトルは、存在が消えてしまうこと、そしてその記憶を留めることの必要性を暗に示しています。床から天井まで隈無く吊り下げられた衣服は、今は不在となった人間の痕跡を想像させます。ボルタンスキーは、大量の古着を吊るすことで、そのおびただしい数の個人の存在を浮かび上がらせるのです。 1988年 / 衣類 / 作家蔵
    © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019
    ※写真は国立国際美術館での展示の様子です。写真:CROSS TECH


  • 《モニュメント》 「モニュメント」とは記念碑を意味します。ボルタンスキーは過去の作品で用いた肖像写真を再利用し、祭壇のように並べました。電球によって照らされた子どもの写真は、キリスト教のイコンのように神聖な雰囲気を与えられています。


    1986年 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵
    © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019
    ※写真は国立国際美術館での展示の様子です。写真:CROSS TECH


  • 《影(天使)》 影を映し出す本作品は、会場に幻想的な世界を作り出します。ダンスをするような天使たちのイメージは、中世から繰り返し西洋美術の主題となってきた「死の舞踏」の系譜に位置付けられます。

    1985年 / フィギュア、スポットライト、可動式台座、金属フレーム、送風機 / 作家蔵
    ©Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, San Domingos de Bonaval Church, Centro Galego de Arte Contemporánea, Santiago de Compostela
    ※展覧会チラシに掲載されている作品3《影(天使)》(1985年)の画像に、誤って《影の劇場》の画像は使用されていました。本展には《影(天使)》(1985年)が出品されています。お詫びして訂正いたします。


  • 《黄昏》 本作品は、2015年にサン・パウロで初めて発表されました。本展では、電球が毎日少しずつ消え、会期最終日にはすべての電球が消えることになります。段階的に消えていく電球は、人生において死が必ず訪れるものであることを示しているのです。 2015年 / ソケット、電球、電気コード / 作家蔵
    © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019
    ※写真は国立国際美術館での展示の様子です。写真:CROSS TECH


  • 《ぼた山》 ぼた山とは、炭鉱の採掘の際に出る捨て石を積み上げた山のことです。ボルタンスキーは、2015年にこの作品をベルギーのグラン=オルニュ(1810年に建造された旧ボリナージュ炭坑複合施設)で展示するために制作しました。大量の黒い衣服が積み重なってできた山は、炭鉱で働いた多くの人々の存在を象徴すると同時に、その個性と思い出がはかなく消えてしまうことをも暗示しています。 2015年 / 衣類、円錐形の構造物、ランプ / 作家蔵
    © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019
    ※写真は国立国際美術館での展示の様子です。写真:CROSS TECH


  • 《ミステリオス》 本作品は、南米のパタゴニアで撮影された三つの映像によって構成されるインスタレーションです。ボルタンスキーは巨大なラッパ状のオブジェを現地の音響技師と共同制作し、世界の起源を知る生き物とされている、鯨とのコミュニケーションを図ろうと試みました。金属的な音を使って鯨と会話することで、作家は世界の起源に思いを馳せているのです。 2017年 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作家蔵
    © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019
    ※写真は国立国際美術館での展示の様子です。写真:CROSS TECH

展覧会のみどころへ